肌寒い日が続いております。おかげで桜はまだ木にしがみ
ついておりますが、さむそうですね。 

さて、今回の「津軽三味線の魅力」は、スリ、ユスリ。
「スリ」は、スライドのことです。弦を押さえてる指を急激に
スライドさせて音階を上げる、弦楽器特有の奏法です。ギター
のようにフレットがないので、音の変化がスムーズで急激に
あがります。音を連続的に変化させることによって、勢いや
感情の昂りを表現するわけですね。
「ユリ」はビブラート。ヴァイオリンでも多用されますが、
三味線の方が指の移動が大きく、音程の変化も大きいです。
「ユスリ」は「ユリ」の音程の変化を大きく、ウォン、
ウォンと唸るような感じで弾く奏法。これらの奏法がが
入ると、いかにも津軽三味線らしい音色になりますね。

本日の演奏者は 津軽三味線 まんじ流
家元 工藤まんじさん  まんじ由佳子さんです。
IMG_5448
春らしいピンクの袴で、素晴らしい演奏を聴かせてくださいました。(雅)



(PR)津軽三味線会館
(PR)太宰治記念館「斜陽館」
    http://www.kanagi-gc.net

Check