毎日暑い日がつづいてます。
しばらくこの暑さが続くようですね。
こんな時でも遠くからお客様に来ていただけるのは
ありがたいです。先ほども福島からいらした、
家族連れのお子さんが津軽三味線を習ってるとか。

ここで三味線の演奏を聴いてまた津軽三味線を
好きになってくれればうれしいです。

でも「何で金木に三味線会館があるの?」というお客様も。
まだまだ仁太坊の名は浸透していません。
仁太坊は義太夫の三味線を聴いて、その大きな音に
どってん(びっくり)して義太夫の三味線を使い始めたとか。

でも義太夫の三味線はゆっくり弾くにはいいのでしょうが、
速弾きには適してないでしょうね。なぜなら駒が高いから。
津軽三味線の駒は数ミリ(2分5厘~)なんですが、義太夫
の駒は絃と太鼓の間に手のひらが入るくらい空いています。
竿と糸の間隔が広くて押さえにくくてたいへんだろうな。
これは推測ですが、仁太坊、自分で駒を削って使ったんでしょう。
バチも自分で削ったそうですから。
このように、自作の駒で太鼓と糸の間隔を狭くして、弾いたと
思われます。ちなみにフラメンコギターも普通のクラシックギター
より絃高は低いです。これも速弾きの為ですね。

義太夫の三味線は、三味線会館の展示室にございますので、
興味のある方はごらんになってください。ほかにもいろいろな
三味線がありますので比較してみるのも面白いでしょう。
太鼓の大きさ、竿の太さ、細かく違います。

さて、今日の演奏は、佐藤晶さん。今日も熱演でした。
うちのマネージャーも三味線の音につられて津軽甚句をおどりました~。

さとう晶


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